そして原因も人それぞれ。
中医学では外感(気温や湿度)と内傷(身体の中のバランスの乱れから起こる不調)の2つが症状の原因です。
その中でもまた様々な要因があります。
外感の頭痛
■寒い時、冷たい風が当たって頭痛がする。首や背中も痛む。
首回りにストールを巻くなどして温めてあげる事が大切です。
首回りは風邪(ふうじゃ)の入り口にもなります。
ここを冷やしていると文字通り風邪をひきやすいのでお気をつけください。
漢方薬では温めて邪を発散する辛温薬を使います。
■雨の日や湿度が高い時に起こる頭痛
頭を包まれたように痛む、重だるいと言った症状が出る。
湿気がうまく回せず停滞してしまう事で頭痛が起きます。
基本的に湿気を発散するお薬を使いますが、日本の夏の様に暑くて多湿の場合は清暑(せいしょ)という熱を覚ます働きのある漢方薬なども使います。
内傷の頭痛
■イライラ・しやすい方の頭痛
時々ふわふわという目眩を感じたり、心がざわざわして眠りづらいという方も多い様です。
肝の気が上りすぎているので、その気を下ろして巡らせ気持ちを落ち着けてくれる漢方薬などを使います。
■疲れると起きる頭痛
頭が空になった様に痛んだり、心身共に疲れやすい方に良くみられます。
元気の元である腎の働きや血の栄養を補う漢方薬を使います。
まと、胃腸を助ける事で、しっかり栄養を吸収して身体のエネルギーに変える手伝いをする漢方薬を出すこともあります。
■いつも同じところが刺す様に痛い
これは中医学では瘀血の症状の一つです。
目を良く使う、同じ体制でいる事が多い、首・肩コリがある
この様な方は首の血流が悪いために血液の流れが滞り瘀血となり痛みが出ます。
漢方薬では血の巡りを良くするものがメインで使われます。
その他にこまめな首のストレッチ、目を休めてあげる事で悪化を防ぐことも出来ますので意識してみてくださいね。
ご自身に合った漢方薬をお探しの方、辛い頭痛の改善に漢方薬がお役に立てます。
ぜひご相談くださいませ。
◇頭痛に使う漢方薬◇
半夏白朮天麻湯
頂調顆粒
冠元顆粒
釣藤散
など
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